気象庁ホームページによると、八重山諸島には10ヶ所のアメダス観測点があります。
この中には観測方法などにより4種類があり、分類すると以下の通りとなります。
- 職員が常駐し、観測・予報などを行う気象官署:石垣島
- 測候所を無人化した特別地域観測所:西表島、与那国島
- 空港に付属する気象観測所:盛山(新石垣空港)、志多阿原(波照間空港)、所野(与那国空港)
- 無人観測を行う地域気象観測所:伊原間、川平、大原、波照間
このうち、今回の旅行で4ヶ所を訪問してきました。
波照間(はてるま):波照間地域観測所
北緯24度3.3分は文句なしで日本最南端。それだけでなく、ここより西にある与那国島、所野は
いずれも有人の観測所であるため、無人の地域観測所に限れば日本最西端にもなるアメダスです。
島の西より、「たましろ」や「やどかり」のある冨嘉部落の南に広がる、サトウキビ畑の一角にありました。
コンクリート柱の上には風向風速計、その少し下にあるパイプ状のものが日照計です。
柱の中ほど、地面から1.5mほどの高さのところには温度計が取り付けられています。
魔法瓶状の銀色の筒の中に温度センサーがつけられていて、それをファンで常時通風することで、
風通しのよい日陰という観測条件を満たすようにしています。
こちらは雨量計。寒冷地や多雪地帯では、風除けや融雪ヒーターなどがついていますが、
常夏の沖縄では雨量計がむき出しになっています。
ちなみに一昨年、ここを始めて訪問したときは、敷地のすぐ横でヤギが草を食んでいました(^^;
また、周囲に広がるサトウキビ畑、成長すると大人の背丈を余裕で越すくらいまで伸びます。
志多阿原(したあばる):波照間航空気象観測所
島の東よりにある波照間空港に付属する気象観測施設で、一応有人のようです。
緯度は北緯24度3.5分で、わずかに波照間より北です。
観測設備はこのような感じ。(金網越しで見にくいのですが・・・)
飛行機の運航に関わる気象を観測するため、通常のアメダスとはずいぶん様子が違います。
一番手前にあるのが滑走路視距離計、その奥のオレンジ色の筒が雨量計。
そのさらに奥、銀色の通風筒の中には温度計と湿度計があります。
遠くにぼやけて移っているのは風向風速計。空港では、故障に備えて2台取り付けられています。
波照間空港ですが、2007年11月で琉球エアーコミューターの定期便が運休後、
エアードルフィンが不定期便を細々と運行していましたが、それも2008年中に運休。
それ以降、旅客輸送は行われていないため、ターミナルの入口にはシャッターが下ろされ、
建物内に入れなくなっています。
隙間から中をのぞくと、エアードルフィンが運行していた時代の痕跡を見ることができます。
吹流し(WDI)も取り外されてポールのみとなっていて、実質的に運用休止状態のようです。
伊原間(いばるま):伊原間地域気象観測所
石垣島に戻ってからも、飛行機撮影の合間を縫ってアメダス訪問を続行。
伊原間アメダスは島の北東より、伊原間集落の南にありました。
機器の構成は波照間とほとんど同じです。周囲はサトウキビ畑で風通しも良好。
近くに中学校の職員用の宿舎がありますが、十分な距離を置いて設置されているので、観測には影響なさそうです。
川平(かびら):川平地域気象観測所
石垣島にもう一ヶ所あるアメダス。島の北西部、有名な景勝地の川平公園からさらに奥に行った所にある
浄化センターの敷地内に設置されていました。
こちらは雨量のみの観測点のため、雨量計と通信装置というシンプルな機器構成。
よっぽど注意して探さないと、見つからないかもしれません。
・・・という感じで、波照間島と石垣島のアメダスを制覇。
機会があれば、西表島や与那国島の観測点も見に行きたいと思っています。













